先日、経団連の会長が「就活ルール」を撤廃する意向を示した。
とニュースになっていました。
もしこれが実現すれば、今の大学2年生から「就活ルール」がなくなるらしいんです。
昔の就活
私達親世代、と言っても、若いお母さんもいらっしゃるでしょうから一緒にして申し訳ないのですが、バブル時代の就活は、まずは成績による学校推薦。成績ごとに掲示板に求人募集が貼られていて、就職課を通して、応募。面接。内定と進みました。
応募も手書きの履歴書を持参か郵送。面接と簡単な性格テスト・筆記試験を受けて、おしまい。
「青田買い」でリクルーターと一緒に、ご飯を食べながら🍴🍹入社してね~なんてお誘いがあり、その後すぐ内定。のパターンもありました。
内定すれば、豪華パーティにご招待。🎉
内定もいくつも貰って、選ぶのが大変。
大きなホールに何千人も集まって入社式開催。
こんなことが普通でした。
会社も福利厚生がしっかりして、終身雇用でそのまま勤め上げれば、定年後も安泰で…。今こんな会社まれですね。😊
今の就活
娘が就活したのは今から2年前ですが、このときは就活ルールとして、3月解禁、6月から面接・選考でした。3月の解禁日にマイナビやリクナビに登録してから就活が始まる。
と言うので、そこからもう、ちんぷんかんぷんです。😦❔
学校で申し込まないの??
学校から、そこに登録しろと指示が出ているそうなんです。全て自分で調べて企業とコンタクトを取る。大学はあまり手助けしてくれないそうですよ。
どの大学や企業も、就活サイトに情報や窓口を集約しています。
なので全国の就活生は、就活サイトに登録して、企業への応募(←エントリーと言うらしい)面接などのやり取りをマイページ上でします。📧
履歴書も、私達が書いて出していたのとは違ってました。
エントリーシートと呼ばれていて、学歴、特技はもちろん、志望動機、自己PR、学生生活で心に残った事など、200字から400字ぐらい書きます。📄
どの項目も、内容がかぶってしまったり、まとまりのない文章になったりと大変です。企業によって、難しいテーマで1000文字書かすところも。
なかなか文章力がいります。
今はそんなスキルが必要なんですね。
条件さえ合えば誰でも応募できるので、応募者は膨れ上がります。人気企業だと、数万人と応募があるそうで説明会もすぐ満席。
とりあえず応募できるなら応募したいですよね。チャンスがあればと思って10~20、多い学生さんだと30社ほど出すのが普通らしいです。
娘も10社~15社は出してました。
でも企業からすれば、数万人も応募されても皆と面接するわけにもいきません。なので書類選考や学歴フィルターなどをかけて、バッサリと落とされるようです。
その後、書類選考が通り運よく面接まで進んでも
第1面接 グループディスカッション
第2面接 SPI(適性検査)と個人面接
第3面接 幹部面接(社長や副社長)
中には作文提出等もありました。
多い企業だと第6面接まであるらしいですよ。面接多すぎだと思うんですけど…
外資の企業だと、社長面接がWEB面接で、自宅のパソコンで、しかも英語で質疑応答を受ける事もあるそうです。
普通、幹部面接まで行けば大丈夫と聞くのですが、第3面接の副社長面接まで行って落とされたことがあるので油断できません。
就活ルール撤廃?
内定式は10月にする企業が多いので、10月までには内定を取りたいと集中して就職活動をするわけですが、今度から、就職活動の期間が通年になるかもしれません。
先ほども言った通り娘の場合、大学3年生の3月解禁、4年生の6月から選考でした。
この就活スケジュールがよく変わるんです。前年は3月解禁、8月選考でした。
決められていても、先に内定を出すなどルールを守らない企業が多いので、撤廃しようか?ということらしいのです。
優秀な学生を早く囲い込みたい企業は、もしかすると大学2年からインターンや説明会に参加させて、大学3年にはもう面接、選考、内定を出す。
ということもあるかもしれません。
単位取得も今までだと大学3年までに必要な単位を大方取って、4年は卒論と就活に専念する…
というのがパターンでしたが、もっと早くから学業と就活活動?かなりハードになる予感がします。
情報も結局、就活サイトが主になるでしょうから、いつも気にしていないと気が付いた時には、もう求人がない!なんてことにならないのか心配です。
何で落とされたかもわからず、時間と労力とお金を使って、不合格通知やお祈りメールが届きます。🙏心が折れるのもわかります。
この後、就活ルールが本当に撤廃になるのかこれからの就活はどうなるのかわかりませんが、親としてもちょっと気を付けておきたいですね。
(次ページエントリーシートの書き方や面接についてこれもまた昔とは違う…😂)